イベント業界に就職するには?

イベント業界に就職する方法について、正社員として働く場合と
スタッフ(アルバイト・派遣)として働く場合の2つに分けて詳しく説明します。

METHOD

正社員としてイベント業界に就職する方法

正社員としての就職先の種類

イベント業界の正社員としての就職先は、多岐にわたります。それぞれの特徴や業務内容を詳しく解説します。自分のやりたいことや適性に合った就職先を選びましょう。

イベント企画会社(プロデュース・制作系)

主な業務内容
  • 企業のインナーイベント、展示会・PRイベント・セミナーなどの企画・制作・運営
  • 音楽フェス、スポーツイベント、地域イベントの企画・制作・運営
  • 新商品発表会やキャンペーンの企画・制作・運営
主な企業
  • 株式会社IKUSA(チームビルディング系イベントの企画・運営)IKUSAの採用サイトを見る
  • 博報堂プロダクツ(広告系イベントのプロデュース)
  • 乃村工藝社(空間プロデュース・展示会系イベント)
求められるスキル
  • 企画立案・プレゼン能力
  • クライアント折衝能力
  • プロジェクトマネジメントスキル
  • 予算管理・スケジュール管理能力

舞台・演出系のプロダクション

主な業務内容
  • コンサートや舞台の演出・運営
  • 音響・照明・舞台装置の技術的サポート
  • 演出プランの立案・進行管理
主な企業
  • テイパーズ(ライブイベントの制作)
  • キョードー東京(音楽・舞台のイベント運営)
  • ぴあ株式会社(ライブイベント・チケット販売)
求められるスキル
  • 舞台制作・音響・照明の知識
  • アーティストや制作チームとの調整力
  • 現場対応力・即時のトラブル対応力

MICE(国際会議・展示会)運営会社

主な業務内容
  • 国際会議、展示会、フォーラムの企画・運営
  • 企業・政府・学術機関のイベント管理
  • 通訳や来場者対応のコーディネーション
主な企業
  • コングレ(MICEイベント運営の大手)
  • 日経イベント・プロ(展示会・セミナー運営)
  • インフォーママーケッツ(国際展示会の開催)
求められるスキル
  • 語学力(英語・中国語など)
  • 海外クライアントとの折衝スキル
  • イベント進行管理能力

スポーツ・エンタメ系企業

主な業務内容
  • スポーツ大会の運営・管理
  • eスポーツイベントの企画・運営
  • アニメ・ゲーム関連イベントの制作
主な企業
  • 日本スポーツ振興センター(スポーツイベントの管理)
  • Riot Games Japan(eスポーツイベントの運営)
  • アニプレックス(アニメ・ゲームイベントの制作)
求められるスキル
  • スポーツ・エンタメの業界知識
  • ファンマーケティングの理解
  • 進行管理・運営スキル
PROCESS

就職活動の進め方

新卒採用の流れ

イベント業界の新卒採用は、一般企業と同様にエントリー開始時期が決まっていることが多いですが、業界によって採用スケジュールが異なることもあります。そのため、余裕を持って準備を進めることが大切です。ここでは、新卒採用の流れを時系列で詳しく説明します。

業界・職種研究(大学3年生の夏〜秋)

まずは、イベント業界についての理解を深め、自分がどのような仕事に就きたいのかを明確にします。
リサーチのポイント
  • イベント業界の職種を知る(企画、運営、進行管理、マーケティングなど)
  • 業界の主要企業をリストアップ(広告系、イベント制作系、MICE系など)
  • 求められるスキルを把握(コミュニケーション力、スケジュール管理、企画力など)
情報収集の方法
  • 企業の採用サイトや業界団体のHPをチェック
  • 就活イベント・合同説明会に参加
  • 現場の雰囲気を知るためにイベントスタッフのアルバイトをする
やること
  • 業界の基礎知識を学び、企業研究を始める
  • 興味のある企業をリストアップする
  • インターンやアルバイトを通じて業界経験を積む

インターンシップ参加(大学3年生の夏〜冬)

イベント業界では、実務経験を重視する企業が多いため、インターンシップに参加することで採用につながる可能性が高まります。
インターンシップの種類
  • 短期インターン(1日〜1週間)
    • 企業説明会やグループワーク中心
    • 業界の雰囲気をつかむことが目的
  • 長期インターン(1ヶ月〜3ヶ月以上)
    • 実際の業務に関わることができる
    • 企画や運営のスキルを身につけられる
    • 企業からの評価次第で早期選考につながる可能性あり
やること
  • インターン情報をチェックし、エントリーする
  • 短期インターンで業界研究を進める
  • 長期インターンで実務経験を積み、採用につなげる

エントリー・自己分析(大学3年生の冬〜大学4年生の春)

本選考に向けて、エントリーを進めると同時に、自分の強みやアピールポイントを明確にしていきます。
自己分析の方法
自己分析の方法
  • なぜイベント業界を志望するのか?(過去の経験や価値観から明確にする)
  • どんな業務に向いているか?(企画、運営、進行管理、マーケティングなど)
  • 強みをどう活かせるか?(リーダー経験、プロジェクト経験など)
エントリーのポイント
  • 企業ごとに志望動機をカスタマイズする
  • ES(エントリーシート)の設問を事前にチェックし、準備する
  • イベントの実務経験があれば積極的にアピール
やること
  • 自己分析を深め、アピールポイントを整理
  • 志望企業のエントリー受付開始をチェック
  • 履歴書・ESの下書きを作成し、ブラッシュアップ

選考対策(大学4年生の春)

エントリー後、企業ごとの選考が始まります。書類選考、適性検査、面接などの対策を進めていきます。
書類選考(ES・履歴書)
  • イベント業界に関心を持ったきっかけを書く
  • 自分の強みを具体的なエピソードとともに説明
  • 「チームでの仕事経験」をアピールすると好印象
  • ESの締切を一覧にまとめ、管理する
適性検査(企業による)
  • 一般的なSPI(言語・非言語・性格診断)が多い
  • クリエイティブ職志望の場合、課題提出(企画書作成など)が求められることも
やること
  • 志望企業のESを完成させ、提出期限を厳守
  • SPIや適性検査の問題集を解いて対策
  • 企業ごとの選考ステップを確認し、スケジュール管理

面接(大学4年生の春〜夏)

書類選考を通過すると、面接へと進みます。イベント業界では実務経験や適性を重視するため、経験をもとにアピールすることが重要です。
質問例と回答のポイント
  • 「なぜイベント業界を志望したのか?」
    • 自分の経験や価値観と結びつけて話す
  • 「チームで取り組んだ経験を教えてください」
    • コミュニケーション力や協調性を示す
  • 「困難な状況に直面した時、どのように対応しましたか?」
    • 問題解決能力や冷静な対応力をアピール
やること
  • 模擬面接をして練習(友人・キャリアセンターを活用)
  • 過去の経験を整理し、具体的なエピソードを準備
  • 企業ごとの質問傾向を調べ、回答を考える

内定・内々定後の対応(大学4年生の夏〜秋)

内定をもらったら、労働条件を確認し、最終的な意思決定を行います。
確認すべきポイント
  • 給与・待遇・昇給制度
  • 勤務地・配属先(イベント業界は全国転勤の可能性も)
  • 入社後のキャリアパス(研修制度や成長機会)
やること
  • 複数内定がある場合は比較検討
  • 内定承諾前に不安な点を企業に確認

入社準備(大学4年生の秋〜翌年春)

入社に向けて、イベント業界で働くための準備をします。
やること
  • 入社前研修がある場合は参加
  • イベント業界の最新情報をキャッチアップ
  • 必要なスキル(PCスキル、マーケティング知識など)を勉強

中途採用の流れ

イベント業界の中途採用では、新卒採用とは異なり「即戦力」が求められることが多いため、応募前の準備が非常に重要です。また、経験者と未経験者でアプローチが異なるため、それぞれのステップを時系列で説明します。

業界・職種のリサーチ(1〜2ヶ月前)

まずは、イベント業界の中途採用の特徴を理解し、自分の希望に合った企業や職種をリサーチします。
経験者の場合
  • これまでのキャリアを活かせる職種を探す(例:イベントディレクター、プロデューサー、進行管理など)
  • より高待遇・裁量権のあるポジションを狙う
  • 転職エージェントに登録し、非公開求人をチェックする
未経験者の場合
  • まずは入りやすい職種(イベント運営、進行管理、アシスタントなど)を選ぶ
  • 現場スタッフの経験を活かしながら、企画・制作へのステップアップを考える
  • 資格取得やマーケティング・ITスキルを学んでアピール材料を増やす
やること
  • 自分のキャリアの棚卸しをし、どの職種が適しているか考える
  • 転職サイトや企業の採用ページをチェックする
  • 転職エージェントに登録する(リクルートエージェント、マイナビ転職、イベントキャリアなど)

履歴書・職務経歴書の準備(応募の1〜2ヶ月前)

書類選考を突破するために、履歴書や職務経歴書を準備します。
経験者の場合
  • 「関わったイベントの規模・役割・成果」を具体的に記載
  • 「売上向上や来場者数増加の実績」を数値で示す
  • 「プロジェクトマネジメントやクライアント折衝経験」を強調する
未経験者の場合
  • イベントスタッフやボランティア経験を活かす
  • マーケティングやSNS運用経験があればアピール
  • 資格取得(イベント検定、PRプランナーなど)があれば記載
やること
  • 履歴書を作成し、業界に適したフォーマットで準備
  • 職務経歴書には、具体的なプロジェクト経験を記載
  • ポートフォリオがある場合(イベント企画書や運営レポートなど)、準備しておく

求人への応募(転職活動開始から1ヶ月目)

いよいよ求人に応募します。イベント業界では募集が非公開の場合も多いので、複数の方法を活用しましょう。
求人の探し方
求人の探し方
  • 企業の公式サイトを直接チェック(イベント会社の採用情報を確認)
  • 転職エージェントを活用(非公開求人が多い)
  • LinkedInやWantedlyで企業と直接コンタクト(クリエイティブ系やスタートアップ向け)
  • イベント業界特化の求人サイト(イベントキャリア、マイナビクリエイター)
やること
  • 応募する企業をリストアップし、優先順位をつける
  • 一度に複数社応募し、選考スケジュールを管理
  • 応募時のメールやエントリーシートの内容を丁寧に準備

書類選考(応募から1〜2週間)

応募後、書類選考を通過すれば次の面接に進みます。
通過しやすくするポイント
  • 自己PRは具体的に(「〇〇イベントの運営で来場者〇〇%増加を達成」など)
  • 企業ごとにカスタマイズする(画一的な履歴書ではなく、応募先に合わせた内容にする)
  • 職務経歴書のフォーマットを整える(見やすさ・分かりやすさを意識)
結果待ちの間にやること
  • 他の企業の応募準備を進める
  • ポートフォリオや追加資料の整理
  • 面接対策を始める

面接(書類選考通過後1週間以内)

面接では、過去の経験・スキル・業界理解が問われます。
経験者向けの質問例
  • 今まで関わったイベントの中で、一番成功したものは?
  • トラブルが発生した際の対応経験を教えてください
  • チームマネジメントの経験はありますか?
  • 今後どのようなキャリアを目指しますか?
未経験者向けの質問例
  • なぜイベント業界を志望したのですか
  • あなたが企画・運営に関わった経験があれば教えてください
  • チームで働いた経験を話してください
  • 今後どのようなキャリアを目指しますか?
やること
  • 企業研究をして、質問対策を準備
  • 過去のイベント経験を整理し、話せるようにする
  • 実際のイベントに参加し、最新の業界動向をチェック

内定・条件交渉(最終面接後1週間以内)

内定が出たら、条件面の確認や交渉を行います。
確認すべきポイント
  • 給与・賞与・昇給制度(イベント業界は成果主義の企業も多い)
  • 勤務時間・休日(繁忙期の残業時間の確認)
  • 入社時期の調整(現職との兼ね合いを考える)
  • キャリアパス(将来的にどんなポジションを目指せるか)
やること
  • 労働条件通知書を確認し、問題がないかチェック
  • 必要に応じて条件交渉をする
  • 退職手続きを進める(現職がある場合)

入社準備(入社の1ヶ月前)

新しい職場にスムーズに適応できるよう、準備を行います。
やること
  • 会社の過去のイベント実績を改めて確認
  • 業界の最新情報をキャッチアップ
  • 必要なスキルを補強(イベント管理ソフトの使い方、マーケティング知識など)
  • 退職手続きを完了し、引き継ぎを終える
STAFF

スタッフ(アルバイト・派遣)として働く方法

イベントスタッフの業務

イベントスタッフとして働く場合、以下のような業務があります。
特定の業務を専任で募集している会社もあれば、複数業務の兼任を前提としている会社もあります。

運営スタッフ(会場設営・撤去・来場者対応)

仕事内容
  • 会場の設営(机・椅子・ステージ・装飾の設置)
  • 会場内の誘導・案内(トラブル対応を含む)
  • 入場ゲートでの受付・チケット確認
  • 終了後の撤去作業
求められるスキル
  • 体力・持久力(長時間の立ち仕事、重い機材の運搬がある)
  • 指示を正確に理解する能力(会場のレイアウト変更や設営手順を理解し実行する)
  • コミュニケーション能力(来場者の質問対応、他スタッフとの連携が必要)
  • 柔軟な対応力(当日の天候やトラブルに迅速に対応できる)

ステージスタッフ(音響・照明・進行補助)

仕事内容
  • ステージイベントの進行サポート
  • マイク・スピーカー・音響機器の設置や管理
  • 照明の調整やスイッチ操作
  • リハーサル時のサポート業務(出演者の誘導・案内)
求められるスキル
  • 基本的な音響・照明の知識(機材の名称や操作方法を理解しておくと有利)
  • 集中力・注意力(進行ミスがないよう細かい指示を守る)
  • チームワーク(演出チーム・出演者とのスムーズな連携が求められる)
  • 素早い判断力(機材トラブルが発生した際に迅速に対応できる)

グッズ販売・物販スタッフ

仕事内容
  • コンサートやフェスでの公式グッズ販売
  • 会場内の物販ブースでのレジ打ち・在庫管理
  • 長蛇の列の整理・誘導
  • 商品の陳列・補充
求められるスキル
  • 接客スキル(来場者との対応が多いため、明るく丁寧な接客ができること)
  • スピードと正確性(短時間で多くの顧客対応をこなす必要がある)
  • 金銭管理能力(お釣りの渡しミスを防ぐために正確な計算力が必要)
  • 臨機応変な対応力(売り切れ対応やクレーム処理が発生することもある)

受付・案内スタッフ

仕事内容
  • イベント会場や企業セミナーでの受付業務
  • 入場チケットの確認・リストバンドの配布
  • VIP対応や関係者のアテンド業務
  • 迷子や困っている来場者の対応
求められるスキル
  • ビジネスマナー・礼儀正しさ(来場者に対して好印象を与える対応が求められる)
  • 冷静な対応力(クレーム対応や予期せぬトラブル時に落ち着いて行動できる)
  • マルチタスク能力(受付業務は並行して複数の作業をこなすことが多い)
  • 語学力(あれば有利)(外国人来場者対応のため、英語・中国語が話せると評価が高い)

MC・ナレーター

仕事内容
  • 展示会や企業イベントの司会進行
  • ステージイベントでのトークショー・インタビュー対応
  • 商品紹介やプレゼンテーション
求められるスキル
  • 滑舌の良さ・聞き取りやすい声(来場者に明確に情報を伝えるため)
  • アドリブ力・臨機応変な対応(進行が変更になった場合に即座に対応できる能力)
  • イベント内容への理解力(紹介する商品やサービスの特徴を把握しておく)
  • 度胸・人前で話すスキル(大勢の観客の前で話すため緊張に強いこと)

イベント進行ディレクター補助

仕事内容
  • イベント全体の進行管理の補助
  • タイムスケジュールの確認・アナウンス
  • スタッフへの指示出し・調整業務
  • トラブル発生時の対応・連絡
求められるスキル
  • スケジュール管理能力(時間通りに進行できるよう管理する)
  • リーダーシップ(他のスタッフを適切に指示・誘導する)
  • 問題解決能力(トラブル時に迅速に対応する判断力が求められる)
  • マルチタスク能力(複数の進行業務を同時に管理する)

ケータリング・飲食販売スタッフ

仕事内容
  • フードブースでの飲食物の販売・提供
  • ドリンク・フードの準備・配膳
  • 清掃・ゴミの管理
求められるスキル
  • 衛生管理の知識(食品を扱うため基本的な衛生管理が求められる)
  • スピーディな対応(行列をスムーズにさばく必要がある)
  • 接客スキル(お客様に対して親切な対応ができること)
  • 体力・耐久力(長時間の立ち仕事が多い)

交通整理・誘導スタッフ

仕事内容
  • 駐車場や会場周辺での誘導業務
  • 来場者の流れをスムーズにする交通整理
  • 混雑時の安全管理
求められるスキル
  • 冷静な判断力(混雑時に迅速な対応ができること)
  • 警備・安全管理の知識(来場者の安全を守るため基本的なルールを理解)
  • 長時間立ち仕事に耐えられる体力
  • 大きな声での案内ができること(遠くの人にもしっかり伝えられる声量が必要)
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IKUSA

IKUSAの場合は?

新卒の場合
  • 書類選考
  • 面接
  • インターン
  • 面接
  • 正社員採用

現在、新卒採用は行っていませんが、部署によってはインターンを経ての正社員採用を実施しています。

中途の場合
  • 書類選考
  • 面接
  • イベント体験
  • 面接
  • 正社員採用

中途採用の場合、通常の書類選考や面接に加えて、イベントの体験を行っていただきます。実際にイベントに出てイメージを掴んでもらうことで、ミスマッチを防いでいます。

スタッフの場合
  • 書類選考
  • 面接
  • 業務委託採用

IKUSAのイベントスタッフの雇用形態は「業務委託」となります。毎月イベントのリストが発表され、ご自身が参加できるイベントに参加していただきます。運営や受付、音響を担う「イベントスタッフ」とMCをメインで行う「MCスタッフ」を募集しています。

本サイトと私たちについて

イベントライフ!!をご覧いただき
ありがとうございます。
私たちは年間1300件の法人イベント
100種類を超えるイベントサービスを展開する、
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